【市長コラム】コロナ禍に負けず　活路を拓く（令和3年1月号）

　お健やかに輝かしい新春をお迎えのことと存じます。
　前例のない新型コロナウイルス感染症が広がった昨年、皆様も何かとご苦心なさったことと改めて拝察致しております。
　コロナ禍への対応が契機になり、新たな発想や施策が求められる時代です。政府方針のデジタルイノベーションやＳＤＧｓのテーマにいかに対応するかが今後重要になります。
　コロナ禍の中で迎える新年の干支は辛丑（かのとうし）です。
　「丑」は手の指を曲げ物を握る象形文字で「つかむ」「からむ」を意味し、中国古典『漢書』律りつ暦れき志し では「丑」は「曲がる、ねじる」の意で「芽が種子の内部で伸びきらない状態」「子年に蒔いた種が芽を出し成長する時期」とされます。すなわち、先を急がず、結果に繋がる道をコツコツ着実に進む時で、眼前の仕事を黙々とこなし将来の成功につなげる事が肝心だそうです。
　まだまだ新型コロナウイルス感染症の蔓延で、耐え忍ぶ年かもしれませんが、明日への希望をもち、困難直面でも自分を信じ、熱意があれば道は開けるの心を忘れず、絆を大切に、地道に努め、新たな発展へ繋げる年にしていきたいものです。
　今年は、多久市と小城市の共同で整備をめざす新たな公立病院の推進、ＧＩＧＡスクールの本格始動と充実向上、一昨年の大雨激甚災害被災からの復旧復興をはじめ諸施策を全力推進し、課題解決に努めていきます。
　新型コロナウイルス感染症対策には予防徹底が不可欠です。「三密」を避け、マスク着用・手洗い・手指消毒など基本の励行を改めてお願いします。
　今年も「日々新たに」、「創造・挑戦・変革」に挑みます。
　ご家族ともどものご健勝ご多幸をお祈り申し上げます。（12月15日 記）