このところ県内の新型コロナウイルス感染者数が増え続け、なかなかとまらない印象です。
県内では5月4日以降は新規感染がなかったものの、7月にPCR検査陽性反応者が発生し、みるみる増え、8月19日には200人を超えました。家庭や職場での感染が気になります。
多久市では7月29日の4件目以降は発生がなく、感染予防徹底を啓発中です。より有効とするにはこの感染症を正しく理解し、対策を迅速に実行し、より多くの方々に予防徹底等を実行いただくことが不可欠です。
そこで7月27日に佐賀大学医学部の感染症専門家・青木洋介先生による職員研修を市単独で行い、講演内容はケーブルテレビでも放映しました。
さらに、より有効な感染予防には、県内の感染症対策関係職員がこの感染症に関する最新情報を共有し、連携が必要なため「県で主導を」と8月18日開催のGM21(ガバナー〈知事〉とメイヤー〈市長・町長〉の21人全員が集う会議)で提案しました。県知事も傾聴し頷かれたので実現されると思います。
正しく知り、正しく恐れ、対策を打つことが重要です。知は力です。流言飛語に惑わされず正しい理解と行動が肝心です。
9月市議会提出議案には新たな13の対策を含みます。乳児特別定額給付金は、今年4月27日出生までが対象の特別定額給付金と同じ支援を来年3月31日まで出生に拡大するものです。事業継続支援も追加予算で申請期間延長、学校の特別教室の空調設備整備、各行政区への非接触型体温計の配布、市庁舎感染防止策等を盛り込んでいます。
感染の続く今の状況では、コロナ禍影響は長引きそうです。お困りのことなどありましたら、市役所へお知らせください。(8月25日記)