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10月 健やか百歳めざそう~フレイル対策忘れずに

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2018年10月1日更新 <外部リンク>

 最近耳にする「人生百年時代」の言葉、ご存知ですか。無理せず健康に暮らせば、百歳の長寿を迎えうるといわれています。
 9月の百歳訪問の際、長寿健康の秘訣を尋ねたら「よく食べ、よく眠る」が共通回答でした。「身の回りの事は自分で行う」も大事なポイントです。「化粧も忘れず」も素晴らしい。歳を重ねて年齢相応に、自分らしく健やかでありたいものです。
 日本健康会議や厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会でも高齢者のフレイル(虚弱化)対策が重視されています。
 「フレイル」とはまだまだ聴き慣れない言葉かもしれませんが、これから大事になります。「フルエル」に似ており、心身両面でフルエルことないようにすることと憶えてもいいかも。
 さて、そのフレイル対策ですが、身体的・心理的・社会的な健やかさが肝心といわれます。
 まずは身体の健康。これには適切な食事、適度の運動が大事です。人間の身体は常に新陳代謝しており、必要な栄養素の摂取を忘れてはなりません。カロリーや栄養バランス、血糖、体重なども意識して正しい食事が不可欠です。最近は高齢者の栄養不足が問題で、タンパク質摂取は重要です。お忘れなく。
 次に心の健やかさ。明るく楽しく元気よく、少しずつ暮らしの中で体感したいものです。そのためには感謝を忘れず、感動感激を生み出す過ごし方の工夫も大事です。認知症にならぬために大脳や指先を動かすなどの日常の取り組みも不可欠です。
 そして社会的健やかさ。交友・交流などの活動が心身の健康につながると分かってきました。孤独感に陥らず、社会的活動をマイペースで始めることも大事な健康の秘訣です。
 78歳のM先輩は、自身で調べ計画した健康維持トレーニングメニューを公表し、日々継続中です。ちょい運動の積み重ねです。百歳の時にこんな自分でいたいという目標があるのでしょう。素晴らしいと感じます。