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9月 甲子園優勝 柿木選手の活躍光る

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2018年9月1日更新 <外部リンク>

 第100回記念大会となった全国高等学校野球選手権大会。
 強力打線で、優勝候補の大阪桐蔭高校のエースは、多久市出身の柿木蓮選手。去年の雪辱と春夏連覇という偉業達成への目標も重なり、気合い充分でした。
 決勝戦の相手は秋田県立金足農業高校。投打に活躍する吉田選手と、準決勝でのスクイズ逆転勝利などいわゆる「雑草軍団」で全国制覇を目指しました。
 決勝戦は、まさに全国注目の一戦になりました。
 金足農業高校は初の東北勢優勝という悲願を担い、かつて県立佐賀北高校優勝のような熱気も高まりました。校歌熱唱の姿も印象的でした。東北の雪の中で長靴を履いた練習など、必死に頑張ってきた躍進校です。
 大阪桐蔭は、春夏連覇へのプレッシャーの中、投打に邁進。そのパワーはどこにも負けない激しい練習が生み出したもの。全国の精鋭が集うこのチームでエースナンバー1を背負う柿木選手は並々ならぬ努力を重ねたはずです。
 結果は13対2で大阪桐蔭優勝。完投した柿木選手も、前年の苦い惜敗があったから今があるとの自覚で臨んだのでした。
 まさに苦難は人を鍛え、チームを強化しました。
 柿木選手は中学時代から硬式野球に飛び込み、速球投手として知られました。高校進学前の頃、柿木君に会いました。まっすぐに、ひたむきに、野球を目指す。澄んだ瞳が印象的でした。「内野手、捕手、外野手を経て投手へ。身体のバランスがとれ、全体的に成長できているはず。これから伸びるよ。頑張って」と激励したことがなつかしい。
 8月23日、多久市へ報告に帰省。甲子園優勝投手の顔は、あのとき語らいあった笑顔と変わらず、少年が青年へ向かう雄姿になっています。これからが楽しみです。ケガせず、心身ともによく自己管理し、大いに成長し、飛翔してほしいものです。