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【市長コラム】令和元年8月の大雨災害(令和元年10月号)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2019年10月1日更新 <外部リンク>

 まず被災された方々にお見舞い申し上げます。
 8月28日に大雨特別警報が発令された豪雨で、市内にも大きな被害が発生し、NHK全国ニューストップで多久市の様子が報じられました。記録的短時間大雨情報から間もない特別警報に災害対策本部は河川の越流・氾濫、人家損壊、山林・道路・河川の被害、場合によれば負傷者等も想定し、覚悟をもって対策に総力を投入しました。
 人身に及ぶ被害はなかったものの、激甚災害指定(公共土木・農林災害)の方向です。それほど被害が大きかったのです。9月18日現在で、市道140か所、河川80か所、林道19路線で104か所、農地被害800か所(想定)で損壊や土砂崩落、床上床下浸水約200戸、また市内104行政区の区長報告での被災箇所は1122か所。
 まさにかつてない被災です。
 特に道路・河川・林野での崩落や損壊などの被災が大きく、国土交通省のTEC・FORCE(緊急災害対策派遣隊)は当初2隊でしたが、ヘリコプター調査で被害の深刻さが判明し、4隊を緊急追加投入され、被災実態の調査が実施されました。
 家屋裏の土砂崩落や住宅内への土砂の流入、敷地内にトラック10台分以上の土砂礫石が堆積するなどもあります。
 全国からのボランティアも支援要請に応じて大活躍。「とても有難い」と幾度も被災者の皆さんから聴きました。
 この被災から早急な復旧・復興を進めねばなりません。確かな推進を図るため国へ要望活動も行いました。
 9月半ばに麻生太郎財務大臣、武田良太内閣府防災担当大臣、小泉進次郎環境大臣ほかに直接要請しました。復旧復興はこれからが本番。全力を尽くします。