龍が見守る文教の里~多久聖廟と多久城下~
江戸時代中期(宝永5年・1708年)、佐賀県多久市に創設された「多久聖廟」。
現存する孔子廟として国内で3番目に歴史がある「多久聖廟」は、国の重要文化財に指定されています。
この「多久聖廟」で、毎年春と秋に執り行われる「釈菜(せきさい)」は、儒学の祖・孔子の遺徳を称える祭儀として、創建以来300有余年途絶えることなく継承され、佐賀県の重要無形民俗文化財に指定されています。
長い間、地域で大切に受け継がれてきた「多久聖廟」と「釈菜」。この多久の地が”文教の里”となった・・・・・
多久の地が”文教の里”となった裏側に潜む歴史ドラマをひも解き、多久聖廟創建に込められた先人たちの思いを紹介します。