新たな新型コロナウイルス感染者の発生を受けて市長コメント（1月7日）

新たな新型コロナウイルス感染者の発生について ～予防徹底と恕の心で～

　本日、1月7日、多久市内で新たな新型コロナウイルス感染症の陽性反応者（感染者）が発生しました。市内では、昨年の8月29日以降、新たな感染ゼロで経過していましたが、全国的に感染拡大傾向が続く状況下での発生です。市民の皆様には落ち着いて冷静な対応と、感染予防の徹底を引き続きお願いいたします。

　すなわち、マスク着用、手洗い、手指消毒、換気、三密を避けるなどの徹底です。

　なかでもマスクの着用や換気は重要です。食事や懇談、ドライブ等の際に必要です。親しい者同士で久々に会えば、語らいもしたいし、食事も楽しみたいものですが、その際に発生する飛沫やマイクロ飛沫が感染拡大の要因になります。このことは政府の専門家会議で指摘されています。食べ物や飲み物をいただく時には、やむを得ずマスクをはずすことになりますが、その前後は極力マスク着用に努めることや適切な換気が肝心で、それにより感染予防ができます。自身が感染しないため、無症状でも感染拡大させないためにも重要です。くれぐれもお願いします。

　また、重ねてのお願いですが、誹謗中傷や人権を損なう行為は厳に慎む対応をお願いします。

　孔子様も重んじられた「恕」、すなわち、「己の欲せざるところ人に施すことなかれ」の心にもとづく対応が欠かせません。今の全国の感染状況は、いつ、だれが、どこで感染するかもしれない状況ともいえます。そのような状況だけに、お互いを尊重した対応をお願いします。

　政府は、本日夕刻、総理大臣記者会見で1都3県に緊急事態宣言を発出される予定であり、今日の速報では東京都の新たな感染者は2，447人で最多更新と報じられ、国内大都市エリアでの感染拡大状況もあり、懸念も絶えません。そのような状況だけに、感染予防の徹底、日々の体調管理、免疫力の維持など、基本的なことの着実な実行をくれぐれもお願いします。

令和3年1月7日　多久市長 横尾俊彦