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帯状疱疹について

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2024年4月12日更新
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 帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスが原因で神経の損傷と皮膚症状が現れる病気です。水痘にかかったことがある方なら、誰でもかかる可能性があります。水痘は、治った後もウイルスは体内の神経節に潜伏しており、加齢や、過労、ストレス等で免疫力が低下した時に、ウイルスが再び活性化して、帯状疱疹を発症します。帯状疱疹は、50歳以上から発症率が高くなり、80歳までに、約3人に1人がかかると言われています。

 帯状疱疹の症状

ピリピリ、チクチクした痛みを感じることから始まり、そこに赤い発疹が帯状に現れます。その後、水ぶくれができて、かさぶたとなります。痛みや、皮膚の症状は、胸やお腹、背中、顔面など、主に体の左右どちらかにみられ、3~4週間ほど続きます。神経の損傷がひどい場合は皮膚の症状が治ったあとも、痛みが続くことがあります。(帯状疱疹後神経痛)

 帯状疱疹の治療

帯状疱疹は、症状がひどくなる前に受診し、治療を始めることが重要です。治療の中心は「抗ウイルス薬」です。発疹が出てから72時間以内に飲み始めることが望ましいと言われています。

 速やかに医療機関に受診しましょう。帯状疱疹が重症化した場合、入院治療が必要となる場合があります。身体の左右どちらかにピリピリ、チクチクした痛みや発疹などの症状を感じたら、早めに受診して治療を行い、症状の重症や長期化を予防しましょう。

 帯状疱疹の予防

予防としては、できるだけ健康的な生活習慣を保ち、日頃より免疫力を高めることが大切です。できる限り、生活を規則正しいリズムに整え、食事のバランスや適度な運動を心がけて、睡眠や休養を十分にとることが大切です。50歳以上の方については、帯状疱疹予防ワクチンを接種することも有効であるとされています。

 

帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症を抑制し、重症化や後遺症の予防につながるとされています。

乾燥弱毒性水痘ワクチン(生ワクチン)と乾燥組替え帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン)の2種類があります。両者とも、50歳以上の方を対象とした「任意接種」となっています。(「任意接種」は個人の判断で接種を行うため全額自己負担となります)

接種回数や費用が異なりますので、詳しくは医療機関へお問い合わせください。

帯状疱疹ワクチン
種類

乾燥弱毒生水痘ワクチン 

ビケン

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

 シングリックス

対象者 50歳以上

(1)50歳以上

(2)帯状疱疹に罹患するリスクの高い18歳以上(※1)

  (※1)疾病または治療により免疫不全である者、免疫機能が低下した者または免疫機能が低下する可能性がある者

接種方法 皮下注射 筋肉注射
接種回数 1回

2回(通常、2か月の間隔をおいて接種)

費用 1万円程度 4万円程度(2回で)

ワクチンの持続性

約5~10年程度 約10年間
予防効果 約60% 約90%以上
副反応

 

●頻度5%以上の副反応

発赤(44.0%)

そう痒感(27.4%)

熱感(18.5%)

腫脹(17.0%)

疼痛(14.7%)

硬結(13.5%)

 

●重大な副反応(いずれも頻度不明)

アナフィラキシー

血小板減少性紫斑病

無菌性髄膜炎

(参考:添付文書2022年1月改訂版)

 

免疫機能に異常のある疾患をお持ちの方や免疫抑制剤内服中の方は接種できません

 

●頻度10%以上の副反応

疼痛(79.1%)

筋肉痛(36.9%)

発赤(37.4%)

腫脹(24.2%)

頭痛(28.3%)

胃腸症状(悪心、嘔吐、下痢、腹痛)(12.0%)

 

●重大な副反応(いずれも頻度不明)

ショック症状

アナフィラキシー

(参考:添付文書2023年6月改訂版)