人権だより7月号【多文化共生】
いろいろな国籍の人が生活しています
佐賀県の総人口は、年々減少しており、毎年4,000人以上が減少しています。一方、外国籍県民は、現在9,603人と過去最高となっています。多久市で暮らす外国籍市民も令和5年は243人で、令和6年は304人と増加しています。
外国人の8割が日本語を理解できます
外国人と接する中で「言葉がわからないから」「どうやってコミュニケーションをとるのか」などの不安や戸惑いが出てくるかもしれません。平成28年の法務省の調査では、80%以上の外国人が、日常生活に困らない程度に日本語で会話ができると答えてます。
また、日本に住む外国人は、英語より日本語を話せる人の方が多いようです。佐賀県で暮らす外国人は、ベトナムが一番多く、インドネシア、ネパールと続きます。母国語が英語圏ではない国の人が多いのです。
また、日本に住む外国人は、英語より日本語を話せる人の方が多いようです。佐賀県で暮らす外国人は、ベトナムが一番多く、インドネシア、ネパールと続きます。母国語が英語圏ではない国の人が多いのです。
やさしい日本語を使いましょう
やさしい日本語とは、相手が理解できるやさしい言葉のことです。小学校の低学年で習うくらいの日本語です。やさしい日本語は、外国人だけでなく、小さなこども、高齢者、障害のある人などとのコミュニケーションを円滑にしてくれる心強い味方です。相手に配慮した日本語です。
やさしい日本語のポイント
- ゆっくり話し、言葉ははっきり発音する。
- 一文を短く、区切って話す。
- 難しい言葉は、簡単な言葉に言い換える
- 外来語(カタカナ語)はできるだけ使わない。
- 曖昧な表現はせずに、具体的に伝える
- 方言はできるだけ使わない。
やさしい日本語に言い換えてみよう
- 火災が発生しており、早急に避難してください→かじです とてもあぶない。早くにげてください
- こちらにご記入ください→ここに書いてください
- 日曜日は定休日となります→にちようびはやすみです
- キャンセルする→やめる
- 駐車禁止→ここにくるまを止めないでください
お互いの困りごとも交流を持つことで理解が深まります
交流を広げることでお互いの困りごとを解消できるかもしれません。例えば、外国人住民は、ゴミの捨て方が難しい 教えてほしいと思い、日本住民は、外国人住民はゴミの捨て方のルールを守ってないので困るということも、交流があれば解決するのではないでしょうか?
国籍や文化などが異なる人々が、互いの文化的な違いを認め合い、対等な関係を築いていき、同じ地域の一員として、共に生きていくことを「多文化共生」といいます。
話すことは日常の生活にとって、とても大切なことです。まずは、あいさつから交流をはじめてみましょう。
国籍や文化などが異なる人々が、互いの文化的な違いを認め合い、対等な関係を築いていき、同じ地域の一員として、共に生きていくことを「多文化共生」といいます。
話すことは日常の生活にとって、とても大切なことです。まずは、あいさつから交流をはじめてみましょう。