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人権だより2月

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2024年2月15日更新
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拉致問題を考える

2002年10月に、北朝鮮に拉致されていた拉致被害者5人が帰国して、今年で22年が経ちましたが、未だ解決には至っておりません。拉致問題の即時解決を実現させるためには、多くの人の熱い思いと大きな声が力となります。

北朝鮮による日本人拉致とは?

1970年代から1980年代にかけて、多くの日本人が不自然な形で行方不明となりました。日本の警察による捜査や、亡命した元北朝鮮工作員の証言により、これらの事件の多くは、北朝鮮による拉致の疑いが濃厚であることが判明しました。そこで日本政府は、1991年以降、機会があるごとに北朝鮮に対して拉致問題を提起し続けたものの、北朝鮮は頑なに否定してきました。 
その間、これまで孤独に戦い続けてきた拉致被害者のご家族が団結し、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」が結成され、国内でも拉致被害者のご家族への支援や被害者救出を求める運動が活発に展開されるなどの気運の高まりがありました。2002年9月、日朝首脳会談においてようやく初めて日本人拉致を認めるに至りました。この会談の後、日本政府が認定していた17人の拉致被害者のうち、5人が帰国しました。北朝鮮に残されている12人以外にも、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案があります。日本政府は、拉致被害者を含めたすべての日本人に関する調査と、すべての拉致被害者の安全確保及び、即時帰国を求めています。

被害者家族は今も帰りを待っています

拉致被害者のご家族は、70代から90代の人がほとんどで、高齢化しています。拉致被害者は、かけがえのない人生を奪われました。その家族も、深い悲しみの中で、今も、大切な人の帰りを待っています。拉致という問題を知ってください。拉致問題に関心を持ってください。それが、この問題の解決のためにとても大切な一歩となるのです。

拉致問題を考える啓発活動

北朝鮮人権侵害問題啓発週間 毎年12月10日~12月16日
拉致問題を考える県民の集い 毎年開催
北朝鮮による日本人拉致被害者を救出する佐賀県民の会 通称「救う会」による署名活動、パネル展示、ブルーリボンバッチ運動