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人権だより(令和5年9月)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2024年2月7日更新
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子どもの人権 家庭が心の居場所であるために

少子化の進行、家庭や地域の子育て力の低下など、子どもをとりまく環境は大きく変化しています。家庭においては、経済的な問題や、地域における人間関係の希薄化などに伴う育児不安や育児ストレスなどにより、児童虐待問題が深刻化し、人権の視点からも重視すべき課題となっています。子どもの人権を守るために、地域や学校において、さまざまな取組がなされていますが、すべての教育の出発点といわれる家庭においてもその役割が求められています。家庭の子どもとの関わりについて「人権」という視点で考えてみましょう。

子どもの人権を考えてみよう

子どもの権利条約では、子どもは、防げる病気などで命を奪われない「生きる権利」、教育を受けたり、休んだり、遊んだりできる「育つ権利」、暴力や酷い扱いを受けない「守られる権利」、自分に関わることについて「こう思う」など、大人と子どもで話し合いをして考えをいうことが出来る「参加する権利」が保障されています。例え親であっても、子どもを、権威的、抑圧的、暴力的に扱ったりすることは、子どもの人権を侵害することになります。私たち大人が子どもの権利を保障することが、子どもの笑顔につながります。子どもたちの笑顔が、差別のない明るい未来につながります。
子どものサインに気づいていますか?もし、不登校かなと感じたら、共感的に受け止めて、子どもの心を落ち着かせてあげましょう。また、担任の先生や教育相談の先生、養護の先生などと相談し、連携を図るなど早めに対応しましょう。
  • 登校時間になると動作が鈍くなり遅刻をする
  • 登校時間になると何度もトイレに行くようになる
  • 自分で服を着ようとしないことが多くなる
  • 頭痛、腹痛、下痢、吐き気などで欠席が多くなる
  • 欠席の日には、登校時間が過ぎるとだんだん元気になる
  • わがままをいうことが多くなる

家庭が心の居場所となるように

家庭が、子どもたちにとって居心地のいい、ほっとする場所になっていますか?家庭が心の居場所であるためには、温かい雰囲気と好ましい家族関係が必要です。子どもの良さを認めましょう。子どもの話を聴きましょう。家族でふれあう機会を多く持ちましょう。子どもの存在が、かけがえのないものであることを伝えましょう。

子どもに関する相談を受け付けています

いじめや体罰、不登校や親による虐待といった子どもをめぐる人権は、周囲の目につきにくいところで多く起こっています。そして、被害者である子ども自身も、その被害を外部に訴えるだけの力がまだ備わっていなかったり、身近な人に話しにくいといったりした状況から、重大な結果に至って初めて気づくということが少なくありません。子どもが発するSOS信号をいち早くつかみ、その解決に導くために電話相談を受け付けています。

電話番号 子どもの人権110番 フリーダイヤル0120-007-110

子どもに関する悩みをお持ちの大人の方々も利用可能です。相談は無料で、秘密は固く守られます。