PM2.5にご注意ください!
ニュースや天気予報で、よく耳にする「PM2.5(ピーエム2.5)」改めて「PM2.5」とは何なのか、人への影響についてお伝えします。
どんな物質?
大気中に浮遊している大きさが2.5μm(1μm(マイクロメートル)=1ミリメートルの千分の1)以下の微小粒子のことで、自動車の排気ガスや工場・事業所などからの煙に含まれる大気汚染物質を言います。(参考:人の髪の直径は、約70μm)
成分は、炭素、硝酸塩、アンモニウム塩、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなど。PMは「particulate matter(粒子状物質)」の略。
濃度が高くなる時期は?
例年3月から5月にかけて濃度が上昇します。日差しが強く、気温が高く、風が弱い日は要注意です。
健康への影響は?
非常に小さいため、肺の奥深くまで入りやすく、ぜん息や気管支炎など呼吸疾患や不整脈や心臓発作、花粉症など循環器系の疾患をもたらす可能性が高く、影響が心配されています。
環境基準値(健康維持に望ましい基準)は?
環境基準値:1年の平均値が15μg/立方メートル以下でかつ1日の平均値が35μg/立方メートル以下
濃度水準指針値(健康影響が生じる可能性が高くなる水準)⇒1日平均値70μg/立方メートル(暫定値)
濃度水準以下でも、呼吸器系・循環器系疾患がある人、乳幼児や高齢者は健康への影響がある場合があります。
注意喚起と広報は?
PM2.5濃度の日平均値が70μg/立方メートルを超えると予想される場合は、佐賀県から注意喚起が発表されます。
その際は、テレビ・ラジオの外、市民のみなさんへは、防災情報メール、防災行政無線、市ホームページ、Facebook等で早めにお知らせします。
対応は?
注意喚起が発表されたら、不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らし、マスクを着用しましょう。
屋内でも換気や窓の開閉を必要最小限にしましょう。できるだけ外気を吸入しないようにしましょう!