お薬のはなし(国民健康保険) ~自分の健康は自分で守ろう~
ご存じですか?セルフメディケーション
セルフメディケーションとは
「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てをすること」を「セルフメディケーション」と世界保健機関(WHO)は定義しています。
セルフメディケーションの効果と取組方法
【セルフメディケーションの効果】
★健康管理の習慣が身につく
★医療や薬の知識が身につく
★医療機関で受診する手間と時間が省かれる
【セルフメディケーションの取組方法】
●適度な運動をする
●十分な睡眠をとる
●バランスのとれた食事をこころがける
●体調管理(体温、体重、血圧等の測定を記録)をする
●健康診断を受診する
●軽度の体調不良の際にOTC医薬品を上手に活用する
セルフメディケーションを活用して自分自身の健康を保持しましょう!
特定健診を受診しましょう!!
自分の身体の状態を知るために、特定健診を受けましょう。
多久市国民健康保険では、40歳以上の被保険者の方に特定健診の受診券を送付しています。
OTC医薬品とは
OTC医薬品とは、「薬局・薬店・ドラッグストアなどで処方せん無しに購入できる医薬品」のことで、「要指導医薬品」と「一般用医薬品」のことです。これに対して、医師が処方する医薬品は「医療用医薬品」と呼ばれます。
軽い体調不良であれば、手当のためにOTC医薬品を利用することで、医療費の節約ができる場合があります。
飲み合わせによっては副作用などが現れる場合もあるので、その場合は薬剤師に相談してみましょう。
また、体調が改善しない場合はすみやかに受診しましょう。
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)
セルフメディケーション税制は、国民のセルフメディケーションを推進するために一定の条件のもとで所得控除を受けられる制度です。この税制の適用にはいくつかの条件があります。
詳しくは以下のページをご覧ください。
厚生労働省ホームページ「セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について」<外部リンク>
ポリファーマシーとは
「ポリファーマシー」という言葉を耳にしたことはありますか?
ポリファーマシーとは複数を意味する「ポリ」、調剤を意味する「ファーマーシー」を合わせた言葉ですが、単に服用する薬剤数が多いことではありません。多くの薬を飲んでいることで薬の相互作用や、飲み間違い、飲み忘れ等により正しく薬を飲めなくなることから引き起こされる有害事象のことをポリファーマシーといいます。
必要以上の薬は減らすことが大事ですが、薬を使わなくていいということではありません。薬と上手に付き合うために次のことを心掛けましょう。
ポリファーマシーを予防・解消するために
ポリファーマシーを解消するには、薬を処方する医師、調剤をおこなう薬剤師をはじめとした医療に関わるそれぞれの専門家と情報を共有することが重要です。
★気軽に相談できるかかりつけ医と薬局を持ち、飲んでいる薬の情報を共有してもらいましょう。
★医療機関を受診する際は、お薬手帳を持って行きましょう。病院や薬局ごとに分けずに1冊にまとめておきましょう。
★薬を飲んでいて気になる症状があった場合には、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
★薬は医師の指示どおりに飲みましょう。お薬カレンダーやお薬ケースなどを活用し服薬管理をするのも効果的です。
お薬に関する通知を発送しています
「ポリファーマシー」を考えるきっかけづくりとして、対象者には7月にお薬相談通知書を送付しています。また、来年1月には再勧奨の案内を予定しています。自己判断をせずに、まずはかかりつけ医や薬剤師、薬局に通知を見せて相談してみましょう。
◎通知にご理解ください
一定期間の処方情報を条件にあてはめて通知していますので、適正に薬を処方されている人(減薬などが必要でない人)にも通知が届く場合があります。
詳しくは以下のページをご覧ください。