地域おこし協力隊から始める『森の仕事』〜森林組合の仲間募集〜

「林業」と聞くと、どんな仕事のイメージを持ちますか?
大変、危険、辛いというイメージを持たれることが多いですが、少し、目線を変えると、、
👍️緑に囲まれた最高の職場環境。自然の中で働きたい方にピッタリです!
└ 森の中で、きれいな空気と自然に包まれて働けます。
👍️ゼロからでもプロの技術が身につく、自分の成長を感じられる
└ 未経験Ok!安全管理から道具の扱い方まで、丁寧にステップアップ。
👍️「成果」が目に見えて実感。森林の未来に、自分の仕事が繋がるやりがい感じれます。
└ 森が明るく変わっていく様子や、整備された風景に達成感!
👍️見た目の変化=成果がわかりやすい仕事
└ 狙った通りに木が倒れる瞬間の爽快さ、クセになります。
👍️地球にも、人にも、次世代にもやさしい仕事です
└ 自分の手で植えた木が、50年・100年後の自然を支えます。
こんなGoodポイントが詰まってる仕事です。
慣れるまでは、体力的に厳しい作業もありますが、手をかける一つ一つの作業が、100年先の未来へと繋がり、日本の豊かな水源を保ち、住宅・家具・紙の資源を生み出し、災害から人を守る仕事、それが林業です。
今回は、そんな森のお仕事を地域おこし協力隊として学び、林業キャリアをスタートさせようという募集です。
仕事の中身
【メイン業務】森の仕事・林業作業
基本的には、佐賀中部森林組合(佐賀県多久市)に出勤し、森林組合職員の方々の指導のもと林業を学び、林業作業を行います。3年間森林組合の作業を体験し、技術を習得することで、スムーズに森林組合でのキャリアをスタートできます。
林業作業は専門的な知識と技術を必要とします。今回は未経験の方でも、林業作業が安全に実施できるよう、着任後に林業研修も受講していただきます。
毎年1月〜2月に行われる「さが林業セミナー」では、約30日間かけて、林業の基礎知識や現場作業で役に立つ伐倒技術等を学ぶことができます。また、あわせて林業に必要なチェーンソーの資格や高性能林業機械を操作するうえで必要な資格も取得できます。
体力が必要と思われがちですが、休憩を取りながら進めていきますので、運動部等の運動経験があり、体力に少しでも自信があれば活動できます。
作業を経験されている先輩にお聞きすると「自分はランニングを10kmなんて全然走れません!でも慣れました」とのこと。
正直なことを言えば、慣れるまではほんとに大変な仕事だなと思う時期もあります。しかし、木の伐採をする際、狙った位置に木が倒れる爽快さ、苦労して終えた下刈りの現場を見渡すと得られる達成感。そんな作業終わりの一つ一つに、次も頑張ろうと背中を押される瞬間があるそうです。
<具体的な作業内容>
・下刈り;植林した幼木の成長を妨げる雑草から守るため、定期的な下刈り(草刈り)を行います。夏の草刈りは暑さとの戦いです。時間を早めて早朝から行うこともあります。
・枝打ち:節の無い良質な木材にするために、カマやナタを使って枯れた枝を切り落とします。高品質の木材を育てるためには重要な作業です。
・間伐作業;木を大きく育てるために、密集した森林の間引きを行います。必要に応じて間伐した材を市場に出荷します。
・植栽;伐採した跡地に苗木を植える作業です。
ある1日の流れ:
朝 :現地で作業内容、安全対策などを確認し、作業を開始します。
午前:森林整備作業、例えば間伐や下刈りなどを行います。
特に夏場は熱中症対策のために、休憩を挟みながら水分補給をこまめに行い作業を進めます。
昼 :1時間の昼休憩を取り、午後の作業の為に栄養補給します。
午後:午前と同様に森林整備作業を行います。
地域おこし協力隊としての日報を作成します。
作業終了後、翌日の作業内容を確認し、解散となります。
【サブ業務】市役所での業務
・週1日程度は、市役所農林課に出勤し、農林課業務のサポートをします。特に、森林組合等の将来の担い手を探す企画・実施をサポートします。例えば、林業系の求人イベントに参加して職場を紹介したり、地元の高校生向けに職場紹介企画などを行っていきます。
●課題と背景
森林組合の仕事は、これまで雇用が安定していなかったり、危険な仕事と思われていましたが、佐賀中部森林組合では、日給制を月給制に変えたり、業務処遇の改善を行ってきました。また、防具の支給や、高性能な林業機械を入れることによって、安全性の向上を図ってきました
●今後の方向性
佐賀中部森林組合では、現状の人数から増やしていき、より広範囲な森林の保全・林業を行っていける体制づくりをしていきたいと考えています。
<具体的な業務内容>
●求人イベント参加
佐賀県では年に数回、林業の担い手を探すためのマッチングイベントを実施しています。2ヶ月に1回程度の参加を目指します。森林組合では、これまでは余力がなく参加を見送ってきましたが、今後は森林組合職員と多久市が連携して積極的に参加していきたいと考えています。ご自身が移住し林業に従事した体験を踏まえてサポートをお願いします。
(求人イベント参加に必要な業務)
・イベント当日に向けた資料作成や集客のサポート
・イベント当日の設営サポート及び相談者対応
●その他、業務
・林業のことを全般的に理解するために、市役所農林課の職員と共に、農地等の整備や森林・林業に関する業務のサポートをしていただきます。
内容:農地の区画整理(圃場整備)、多面的機能支払交付金事務(地区の報告書作成支援もあり)、個人の私有林の間伐・植栽の支援、森林組合の雇用支援・補助金事務 など
・日報記入(週1回必須)
・勤怠連絡
・報告会 (年1回)
【3年間の流れ】
<1年目> 林業の仕事を基礎から覚え、地域おこし協力隊(会計年度任用職員)としての基本業務を覚える
★最初の1ヶ月
仕事を始めるための準備期間です。
農林課に席を置き、地域おこし協力隊制度やルールを学びます。文書作成や行政ルール、林業行政についても学びます。地域全体のことを知るために、挨拶回りや地域活動にも参加します。森林組合への挨拶、業務見学、農林課と一緒に多久市の森林事業者への挨拶まわり、農林課の森林事業に関しての勉強(年間のスケジュール、予算・補助金、事務的な作業など)
●業務詳細
・行政の仕事研修(服務規定、勤怠管理、情報セキュリテイ講座、報告書類提出ルール、必要書類の整理・管理方法のレクチャー)
・業務に関わるシステムの設定 (メール設定)
・定期面談 (農林課担当職員と協力隊との面談)
・挨拶回り (農林課担当職員、林業関連事業者)
・年間計画確認(農林課の年間業務、森林組合との連携業務、年間スケジュールの確認の上)
・森林組合の業務見学
・農林課業務の補助
★2ヶ月目〜1年
メイン業務 (週4日)
森林組合での作業:森林組合の仕事を学び、技術の習得を目指します。
季節によって作業内容は変わりますが、森林組合の作業員さんの指導のもと、下刈り、枝打ち、間伐作業、植栽などを行います。
サブ業務 (週1日)
市役所農林課に出勤し、農林課業務のサポートをします。地域おこし協力隊として必要となる報告書等も作成します。
<2〜3年目>林業の作業員として働き、着実にスキルを身につけます。
メイン業務として森林組合の作業員として林務作業をしつつ、サブ業務として農林課業務のサポートをします。2年目以降は特に、森林組合等の将来の担い手を探す仕事のサポートも行います。
<3年間の任期終了後>
多久市に定住した上で、受け入れ先である佐賀中部森林組合(佐賀県多久市)への就職を目指していただきます。3年間しっかり取り組めば、安心して就職できると思います。

一緒に働く仲間
●農林課「街の仕事をご一緒します!」
農林課は大きく分けて、3つの部署があります。農業の支援を行う農政係、農地等の整備計画や維持管理の支援行う農村計画係、農地等の整備や森林・林業の支援を行う農村整備係です。
地域おこし協力隊は農村整備係に所属し仕事を行っていきます。担当者は担当係長と主任の2名体制で、主に農業や森林・林業の業務を行っています。
井上課長補佐(左上写真の右側)
農村整備係の総括をしている井上です。
多久市は四方を山に囲まれた盆地で、周辺に整備が必要な森林はたくさんあるのですが、林業の担い手が不足し、思う様に森林整備が進んでいません。
地域おこし協力隊になって、林業の担い手になりましょう。
鶴田(左上写真の左側)
多久市農林課農村整備係で林務担当をしている鶴田です。
地域おこし協力隊に着任したら、まずは関係者への挨拶や林業についての勉強をしていただきます。その後も森林組合と共にサポートしていきます。
林業の仕事は体力的に大変なところもありますが、成果が目に見えるやりがいのある仕事だと思います。一緒に頑張りましょう!
●森林組合 「森の仕事をご一緒します!」
森林組合で一緒に働く作業班は6名です。、2班に分かれて働いています。50代が中心ですが、30代の若手も2名頑張っています。
林業の業務は、季節ごとに多様な仕事があり、自然の中で緩やかさとダイナミックさの両方を味わえるのが魅力です!
陣内裕規(右下写真の左側)
林業で好きなことは、1年ずつ、苗が育っている様子をみること。成長しているのが目に見えて分かることが嬉しいです。林業に向いていると思う人は、自然の中で仕事をする、自然に興味がある人、自然の中で活動することに興味がある人(例えば、趣味で登山・山登りしている人等)は、身体も慣れていきやすいと思います。
音成康貴(右下写真の右側)
実家が持っている山を将来的に保全したく、修行の為にこの仕事を始めました。未経験な為、体力的に大変なことはありつつも、プロの技術が学べ、話しやすい職場の雰囲気の中で楽しく仕事できています!
こんな方におすすめ
・自然の中で働き、暮らしたい人
・林業に興味があるけれどどうやって飛び込んだらいいのか迷っている人
・林業ができるだけの体力がある人
・昔かたぎの人とでもうまくできる人
・身体を動かすのが好きな人
・機械いじりが好きな人
多久市の森林環境
多久市は佐賀県のほぼ中央部に位置し、北部に脊振山地の一部を形成している天山および北多久丘陵地、西部は八幡岳山地、南部は徳連岳・鬼の鼻山・両子山地によって囲まれた盆地状となっています。
また、西部を水源として東西に流れる牛津川の谷底平野と北部を水源として南北に流れる今出川の扇状地によって造られた多久低地に耕作地が開け、集落が形成されています。
本市の総面積は9,696ヘクタールであり、森林面積は4,861ヘクタールと森林に恵まれており、総面積の50.1%を占めています。民有林面積は4,848ヘクタールで、そのうちスギを主体とした人工林の面積は2,540ヘクタール、人工林率は52.4%で県平均の67.1%より下回っていますが、市の周囲に森林が集団的に存在しており、今後、保育、間伐を適正に実施していく必要があります。佐賀県全体で言えることですが、人工林率が高く、人の手が入った山が多いです。今回の佐賀中部森林組合では多久市、小城市のエリアの森林整備を担っています。伐採適齢期の森林がまだまだたくさんあるので、仕事量は潤沢です!
地域の情報
多久市は、「佐賀県内の真ん中」にあり、県内を移動するのにもとても便利です。
また、高速道路ICがあり、福岡には車で1時間、佐賀空港までも40分ほどでいけるため、飛行機を使えば東京にも3時間程度でいけます!
生活には車が必須ですが、車があれば生活も遊びも予想以上に快適で充実し、交通量も少ないのでペーパードライバーや運転に自信の無い方も安心できます。
スーパー、ドラッグストア、コンビニは車で近距離にあるので、買い物には困りません。
佐賀県内でも、特に米野菜が美味しい!やっぱり水が違います!(主観)四方を山々に囲まれた盆地であるため、古くから果樹栽培に適した土地であり、畜産や伝統野菜なども盛んです。周りを見渡すと、自然豊かで緑がいっぱいですので、ビルがたくさん立ち並んだ都会とは違い、おいしい空気に癒されます。
国の重要文化財でもある儒学の祖、孔子を祀った「多久聖廟」がシンボルとしてあり、孔子の教えを表した「論語」教育が盛んで、市内の小中学生のほとんどが論語を唱えることができます。
物件情報
住居は多久市で用意し、家賃も支払います。

1Ldk JR唐津 中多久駅 徒歩 7分
サポート体制
多久市では移住定住支援としてたくさんのサポートがあります。

募集要項
・雇用関係の有無
あり
・募集対象
【必須スキル】
・林業ができるだけの体力がある人
・昔かたぎの人とでもうまくできる人
・普通自動車免許(AT限定可)を持っている人
【歓迎する人物像】
・身体を動かすのが好きな人
・機械いじりが好きな人
※改めて、地域おこし協力隊の地域要件を満たしている必要があります。詳しくは下記、総務省の「地域おこし協力隊及び地域プロジェクトマネージャーの地域要件について」参照(下記の参考URL参照)
・募集人数
1名
・勤務地
多久市農林課農村整備係に在籍し、課内で席を準備する予定です。
また週4日の林業作業業務では、佐賀中部森林組合の事務所、作業場所で業務します。
・勤務時間
(1)勤務時間等
原則として、月曜~金曜(祝日除く)、9時から17時まで(週35時間)とします。
勤務時間が週35時間を超える場合は、別の週で調整することができます。
(2) 休暇等
年次有給休暇(最大10日/年)、特別休暇(夏季休暇5日、年末年始休暇)があります。
・雇用形態
期間多久市地域おこし協力隊設置要綱に基づき、会計年度任用職員として任用します。
雇用期間は、令和8年4月1日以降から令和9年3月31日までとします。ただし、最長で3年間まで延長することができます。
着任時期については相談可能。
副業も可能です。事前にご相談下さい。
・給与・賃金等
(1) 月額:291,666円
(2) 期末・勤勉手当なし
(3) 通勤手当なし
・待遇・福利厚生
(1)住居は多久市で用意し、家賃も支払います。
※引っ越し費用、生活備品、光熱水費、その他の経費はご負担いただきます。
(2)健康保険、厚生年金、雇用保険に加入していただきます。
(3)活動に必要な車両・パソコンは無償貸与します。林業支援業務で利用する機材、備品は佐賀中部森林組合で準備予定です。
・申込受付期間
令和7年12月 25日 ~令和8年1月29日
・選考方法
(1) 第1次選考【書類選考】
履歴書(JIS規格)
・メール提出時のタイトルは、「多久市地域おこし協力隊応募(林業分野)」としてください。
・パソコンで作成のうえ、メールにて提出してください。書類選考の上、結果を全員に文書で通知します。
【提出期限:令和8年1月29日(木曜日)23時59分】
※選考結果は、履歴書に記載のE-mailアドレスに「メール」にて通知します。
<申込・問い合わせ先>
多久市役所農林課農村整備係 (担当 井上、鶴田)
〒846-8501 佐賀県多久市北多久町大字小侍7番地1
Tel:0952-75-8400(直通) Fax:0952-75-2518
E-mail:nourin@city.taku.lg.jp
(2) 第2次選考【面接】
第1次選考合格者については、面接による第2次選考を実施します。
時期は、令和8年2月 20日(金曜日)〜 21日(土曜日)を予定しています。
詳細は、第1次選考合格者へご連絡します。
なお、面接は多久市内で行う予定としています。
※状況に応じて面接日が変更となる場合があります
※応募に係る経費(書類申請費用及び面接時の交通費など)は、応募者の負担となります。
※選考の経過及び結果についての問い合わせには応じられませんので、予めご了承ください。
■その他
お問合せや事前見学をご希望される場合は、「申込・問合せ先」まで、お気軽にご連絡(メール・電話)ください。
※事前見学に要する交通費及び宿泊費は本人負担となります。
・参考URL
地域おこし協力隊/ニッポン移住・交流ナビ「Join<外部リンク>」
移住定住支援に関する参考サイト「ゆるりTaku<外部リンク>」
総務省の「地域おこし協力隊及び地域プロジェクトマネージャーの地域要件について<外部リンク>」

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