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人権だより7月

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2022年7月1日更新
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「多文化共生」を考えよう!

日本在住の外国人は総人口の約2%(289万人)と急増しています。佐賀県でも約7,000人、多久市では約180人の人が生活されています。技能実習生や留学生、ビジネスで来日した外国籍の人、外国にルーツを持つ子どもたちなどと身近にふれあう機会が増えてきました。今、私たちには、異なる地域の人々に対する理解を深め、お互いを尊重しあい、共に生きる社会を築いていくこと(多文化共生)が求められています。

人口層の変化が社会経済に影響?

日本の総人口は2004年の1億2,784万人をピークに、2021年10月現在は1億2,538万人と246万人が減少しています。特に少子高齢化による生産年齢人口(15歳~64歳)はピーク時に比べ992万人減少しており、社会経済に大きく影響し、今後さらに深刻化すると予想されています。

社会経済を維持するために

国や地方行政も少子化をくい止めるために、男女間格差解消や男女共同参画の推進、子育て支援などのさまざまな施策を行っていますが、留学生や技能実習生などの労働力も社会経済を維持するために不可欠な存在になってきています。技能実習生は農業、漁業、建設関係や食品・繊維製造業はもとより介護サービスなど85の職種を担っています。

多久市人権教育・啓発基本方針(抜粋)

外国人の数が増える中で、特に日本語が不自由な外国人にとっては、市民と交流するときや、必要な情報を収集するときなど、日常生活において不便な状況にあります。また、言語、文化、宗教、生活習慣など異なる外国人に対する差別や偏見はいまだに存在しています。同じ地域で暮らす住民であるという視点から、民族や国籍を越えて、外国人も地域の一員として人権を尊重され、安心して生活できる共生社会の実現のために文化や歴史についての正しい認識を深めましょう。

言葉の壁を感じていませんか?

私たちも外国人と交流することの重要性は理解していますが、外国人を見かけた時、こう思ったことはありませんか?
(1)言葉(日本語)が通じないので、話しかけられないよう近寄らない
(2)その国の人たちはみんなそうであると思い込む(大きな声、ルールを守らない)
一方、外国人からは、
(1)日本語(漢字のことば)が難しい
(2)日常生活の情報が得にくい
(3)相談できる人がいない
(4)文化の違いで誤解されるなど困っています。
それぞれが、お互いにコミニュケーションを深めたいと思っているのに、言葉の壁を感じています。

やさしい日本語を使って共生社会を築こう

その人の特性や個々の国の文化を理解し、尊重する気持ちを持って、外国の人にも伝わりやすい「やさしい日本語」を使って、ゆっくり話しかけてみませんか。「やさしい日本語」は、外国人はもちろん、小さな子どもや高齢者、障害のある人などに配慮したコミニュケーション方法の一つです。
たとえば、「ごみの分別」は「ごみを種類ごとに分ける」「集中豪雨」は「雨が一度にたくさん降ります」「高台に避難指示」は「高いところに逃げる」など、相手がわかりやすい言葉に変えてみましょう。
難しい言葉をやさしい言葉に言い換えるだけでなく、身振り手振りで示したり、絵や写真を使う。ゆっくりと大きな声で話す。漢字にルビをふったり、文字を大きくしてみる。
いろいろ試しながらコミュニケーションが取れる方法を見つけてみましょう。
大事なのは、ちょっとした工夫と相手をおもいやる「やさしい心」です。民族や国籍を越えて、同じ地域で暮らす人として、お互いが安心して生活できる社会をめざしましょう。