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人権だより(12月号)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2021年12月9日更新
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迷信と差別を考える

 古くから言い伝えられているものの中には、生活の知恵や社会的なルールで守るべきものがあり、今後も伝えられていくであろうものもあります。

 皆さんは、縁起をかつぎますか?

 早いもので、師走に入り、2021年(令和3年)も残すところわずかとなりました。
ところで、皆さんのお家では、餅つきはされていますか?
 これまで年末の餅つきは、29日は9(苦)餅になるからついたら縁起が悪いとか言って翌日の30日につく家庭が多かったようです。一方で、29はフク(福)につながるので、縁起がいいと餅つきをする所もあります。

時代の流れで習慣も変わっていく

 昔は葬儀に参列すると、「ケガレ」を祓うという「清め塩」の小袋がありましたが、今は、この「清め塩」を見ることがずいぶん少なくなってきました。時代の流れで考え方や習慣も変わっていくことを示した例の一つではないでしょうか。

多久市民の意識調査に見る迷信は?

 私たちの身の回りには、まだまだ迷信や偏見があることを示すデータがあります。
平成31(2019)年3月の「人権・同和問題に関する多久市民意識調査」の報告では、「(ア)結婚式は「大安」の日がよいという考え方をどう思いますか。」という問いには、次のような回答がありました。( )は、前回平成25年度の結果です。
「1 当然のことだと思う」が33.4%(41.0%)
「2 おかしいと思うか、自分だけ反対しても仕方がないと思う」が、31.5%(27.0%)と、両方合わせると約6割の人が、この迷信にとらわれた生活をしていることになります。

結婚式の考え

 また、「(イ)お葬式を「友引」の日にしてはいけないという考えをどう思いますか。」の問いに、「当然のことと思う」が32.1%(42.7%)、「おかしいとは思うが、自分だけ反対しても仕方がないと思う」が30.1%(27.0%)を合わせると、約6割になります。

葬式の考え

自分はいいけど、周りが・・・

 昔からの迷信も、自分は信じないけど、時として周りに合わせることがあります。
例えば「縁起が悪いから、結婚式は仏滅を避ける」とか「葬式では、友を引いていくから友引を避ける」などです。
縁起が悪いと言うけど、本当にそう思いますか?

 「みんながそう言っているから」とか「みんながしているから」「昔から言われているから」など、何の疑問も持たず信じてしまうことで、時には、他の人にも迷信や偏見を押し付けたりします。その中には、差別感情や差別意識が含まれていることがあります。
 今一度、迷信や偏見について、考えてみましょう。