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多久市人権だより(8月号)

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2021年7月15日更新
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8月は「佐賀県同和問題啓発強調月間」です

 佐賀県では、同和問題についての正しい理解と認識を深めることと、同和問題の早期解決を図ることを目的に、8月を「同和問題啓発強調月間」と設定しています。
 多久市でも、8月はさまざまな啓発事業に取り組んでいます。
 ご家庭や職場などで、同和問題について自由に話し合うなど、身近なところから取り組んでみませんか。

 多久市での取り組み

(1)同和問題啓発パネル展とDVD上映
 8月2日(月曜日)から6日(金曜日)15時までは、市役所市民ホール
 8月10日(火曜日)から13日(金曜日)正午までは、東多久公民館
DVDは、インターネットやいじめ、同和問題などをテーマにしたものです。
作品は、アニメやドラマを通して小学生から大人まで幅広く考えていけるように作られています。
会場では、ランダムに映像を流していますので、ご自由にご覧ください。

(2)横断幕を、8月1日(日曜日)から8月31日(火曜日)まで、地区公民館などの市内5カ所に設置しています。

(3)のぼり旗を、同じく8月1日(日曜日)から8月31日(火曜日)まで、市役所及び中央公民館周辺に設置しています。

多久市同和問題講演会

日時 令和3年8月24日(火曜日)13時30分から15時30分まで(開場13時)
会場  多久市中央公民館大ホール
講演  命の光を大きく輝かせるために ~私の「夜間中学」教師体験記~
講師 松崎 運之助(まつざき みちのすけ)さん(元 夜間中学校教諭)

* 講演会当日は、新型コロナウイルス感染防止対策のため、席の間隔をとり、座席指定でご案内します。
詳細は、多久市人権・同和対策課にお尋ねください。

 

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部落差別(同和問題)は、なぜ今でも残っているのでしょうか? 

 明治4年(1871年)に公布された解放令により、被差別身分は法律、制度の上ではなくなりました。しかしながら、差別解消への政府の具体的な施策が不十分であったため、同和地区住民は依然として差別と貧困の悲惨な状態に置かれてきました。
 今日では、同和対策事業の下で各種施策が実施され、生活の実態は相当改善されてきましたが、同和地区住民が長い間、差別の中で貧困の状態に置かれてきたことが人々の間に差別意識を根強く残す原因の一つとなっています。
 また、昔ながらの迷信や偏見、前近代的な意識などが根強く残っており、このような、わが国特有の精神風土が部落差別(同和問題)を支えてきたと言えます。

差別につながる身元調査

 身元調査は、結婚や就職など人生の大きな節目に、出生地や住居の状況、家族の職業などを調査するものです。このような身元調査により、本人の全く知らないところで、人の一生の大事が決められてしまうことは、憲法によって保障されている基本的人権の侵害につながります。
 また、こういった身元調査が行われる背景を考えてみると、依然として家柄や門地などを重んじる社会的風潮が根強く残されているということがいえます。
 一人ひとりが改めて、自らの人権意識を見つめ直す必要があります。

「自然解消論」も一つの偏見です

 「自然解消論」とか「寝た子を起こすな論」と言う意見があります。「『差別、差別』と騒ぎすぎるから、いつまでたっても差別がなくならない。そっとしておけば同和問題について知っている人も少なくなり、差別も自然になくなる」といった意見です。
 しかし、今日においても部落差別(同和問題)がなくなっていないことは事実です。いまだに身元を暴こうとしたり、それを知ろうとしたりする人が存在するという事実があり、放置しておけば同和地区に対する偏見や誤った認識が語り継がれる恐れもあります。
 「そっとしておけば…」という考えでは、人権意識を眠らせ、偏見が偏見を生み、結果的には差別の助長に手を貸すことになってしまいます。

〔参考資料 人権啓発センターさが 人権・同和問題啓発パネルより〕