失われゆく記憶を掬い上げる ー新収蔵山本氏寄贈細川章関連資料展ーのお知らせ
細川章さん生誕100年の展覧会
昭和30年から多久市立図書館の司書を長年勤め、当時急速に失われつつあった地域の歴史資料保存を目指して、先駆的な活動をされた、細川章さんの仕事を振り返る企画展です。細川さんが集められた様々な資料の中から、令和4年に長女・山本文子さんから寄贈された新収蔵の資料を展示します。
細川さんの活動は多岐にわたり、一次史料を基礎とした研究活動はもちろん、大合併や高度経済成長期に散逸・消滅の危機にあった公文書や古文書、炭鉱に関する文書・道具などの関連資料を保存する活動を行いました。細川さんの残した様々な研究成果や、救出された資料、古文書学校の活動は今に継承されています。
展示資料の紹介
今回展示する新収蔵の資料の一部をご紹介します。
ユネスコの「世界の記憶」に選ばれた炭鉱の絵画で知られる山本作兵衛さんの、炭坑町を描いた版画です。
昭和8年に発行された多久聖廟の絵葉書写真です。まだ瓦葺きに改修される前の銅板葺きの屋根が見えます。
歌舞伎「会稽殿下茶屋聚」(かいけいてんかぢゃやむら)の一場面を描いた月岡芳年の浮世絵です。緊迫した場面を緻密な筆致で描いています。
開催期間
期 間 : 2025年1月17日(金曜)より4月6日(日曜) ※入場無料
開館時間 : 9時~16時
休 館 日 : 月曜日 祝日開館(祝日が月曜日の時は翌火曜日休館)
場所と連絡先
場 所:多久市郷土資料館 佐賀県多久市多久町1975(西渓公園内)
お問合せ:電話・ファクシミリ 0952-75-3002
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