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新型コロナワクチンの副反応

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2021年6月6日更新 <外部リンク>

新型コロナワクチン接種後の副反応についてワクチン

一般的にワクチン接種後には、ワクチンが免疫をつけるための反応を起こすため、接種部位の痛み、発熱、頭痛などの「副反応」が生じる可能性があります。治療を要したり、障害が残るほどの副反応は、極めてまれであるものの、なくすことはできないことから、救済制度が設けられています。

新型コロナワクチンに含まれる成分に対する急性のアレルギー反応であるアナフィラキシーの発生頻度は、100万人に11人程度と報告されています。日本での接種では、ワクチン接種後15~30分経過を見て、万が一アナフィラキシーが起きても、医師や看護師が必要な対応を行います。

接種後、すぐに現れる可能性のある症状

アナフィラキシー

薬や食物が体に入ってから、短時間に起こるアレルギー反応です。
じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼びます。
起こることは稀ですが、接種後にもしアナフィラキシー起こっても、すぐに対応が可能なよう、ワクチン接種センターや医療機関では、適切な医療体制を整備しています。

アナフィラキシーショック

血管迷走神経反射

ワクチン接種に対する緊張や、強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いて気を失うことがあります。
誰でも起こる可能性がある体の反応で、通常、横になって休めば自然に回復します。
会場で待機している間は、倒れてケガをしないように、背もたれのある椅子に座って様子をみてください。

立ちくらみ

接種後、数日以内に起こるかもしれない症状(接種者の10%以上に起こったもの)

ファイザー社のワクチンは、筋肉注射のため、痛みや腫れなどの軽い反応は頻繁に現れますが、通常、数日以内回復します。必要に応じて解熱鎮痛剤を服用するなど、しばらく様子をみてください。症状が2日以上続く場合などは、主治医に相談してください。

安静おじいさん【解熱鎮痛剤などの服用】寝ている【安静】

主な副反応の発現状況
症状 発現割合 発現時期 持続期間
痛み 84.3% 接種当日 約2日
腫れ 10.6%
下痢 15.5% 接種翌日 約1日
筋肉痛 37.9%
関節痛 23.7%
頭痛 55.1%
疲労 62.9%
寒気 32.4%
発熱 14.8%

出典:海外第1/2/3相試験(C4591001試験) 及び国内第1/2相試験(C4591005試験)

倦怠感頭痛発熱

新型コロナワクチンは、2回接種を受ける必要があります。これらの副反応の多くは、1回目の接種よりも2回目の接種時に高い頻度で認められました。副反応が生じるのは、免疫反応のあらわれといえますね。

ワクチン接種後も感染対策は必要です

ワクチンの効果がしっかりと確認されるまで、当面はマスク着用やこまめな手洗いや消毒、3密を避けるといった対策は必要です。

マスク着用マスク着用手洗い手洗い、消毒距離距離をあける

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