中華人民共和国湖北省武漢市で、令和元年12月以降、新型コロナウイルス感染症の発生が報告され、中国を中心に世界各国での感染が報告されています。感染した場合は通常の風邪と同様、発熱、咳、くしゃみなどの呼吸器症状があり、重症化すると肺炎を引き起こします。潜伏期間は、世界保健機関(WHO)によれば1日から12.5日とされています。症状が風邪よりダラダラと長引くのが特徴です
現時点では飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられています
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)とウイルスが一緒にウイルスが放出され、他の人がウイルスを口から吸いこんで感染します。
室内などでお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす時。
感染者が咳やくしゃみを手で押さえた後、自分の手で周りの物に触ることでウイルスが付きます。他の人がその部分に触ることで感染者のウイルスが手に着き、その手で口や鼻、目を触ることで粘膜から感染します。
ドアノブ、エスカレーターの手すり、スイッチなどに触れるとき。
まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒を行い、できるだけ混雑した場所を避けてください。十分な睡眠をとっていただくことも重要です。集団感染を防ぐために、次の3つの条件が重ならないように工夫しましょう
ドアノブやバスのつり革など様々なものに触れることで、自分の手にもウイルスが付いている可能性があります。外出先から帰った後や調理の前後、食事前などこまめに手を洗います。
よく洗ったようでも「指の間」「親指の背中側」「指と爪の境目」などが洗い残しのエリアです。
手を洗うべきタイミング(WHO推奨)
普段から十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきます。
免疫力を下げない食事
たんぱく質は炭水化物や脂質と共にエネルギーを作る栄養素のひとつです。筋肉、臓器、皮膚など体を構成する成分であり、酵素や抗体など免疫に関わる成分としても重要です。
ヒトの腸内細菌は、善玉菌・悪玉菌・その中間の菌と大きく分けて3つの菌で構成されています。その1つである善玉菌は、体に影響を及ぼす悪玉菌が増えるのを抑え、腸の運動を活発にし、食中毒や病原菌による感染を予防する働きがあると言われています。
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って適切な湿度(50%から60%)を保ちます。
ウイルスは気道粘膜に付着して数分で体内に取り込まれます。できるだけこまめなうがいがポイントです
咳エチケットとは、感染症を他の人にうつさないために、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、口や鼻をおさえることです。初対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離でおよそ2mとされています)が、一定時間以上、多くの人々との間で行われる環境は、感染のリスクが高いです。感染しやすい環境を避け、手洗い、咳エチケットを徹底しましょう。
マスクはウイルスの侵入をブロックする効果はありませんが、保湿と保温により喉と器官を守り、ウイルス感染を防ぐ効果があります。また、飛沫感染を飛ばさないという効果もあります。自分のためにも相手のためにもマスクを着用しましょう。
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