黒曜石の石刄(大工田遺跡:縄文後期) サヌカイトの石刄(長尾開拓遺跡)
多久市はサヌカイト(讃岐岩)とよばれる石器の原材料になる石が産出する場所であったため、後期旧石器時代以降に数多くの石器が制作され、石器製作に関連する遺跡が複数見つかっています。今回の展覧会では、多久市の石器製作に関する遺跡を紹介します。遺跡から発掘された石器の展示はもちろん、現代に復元された石器と、それを装着した道具を紹介するコーナーなど、石器の魅力に気づくことができる展示です。
同時開催の巡回展では、昭和30年代九州北西部の、考古学的調査の始まりをくわしく解説したパネル展示があります。この巡回展は、佐世保市教育委員会と倉敷考古館が中心となり、各地を巡回する展覧会です。
岩下洞窟の発掘風景 泉福寺洞窟の発掘風景